主催: こころとからだで考える歴史のトラウマ 実行委員会
共催: 広島プレイバックシアター、ソーシャルチェンジプレイバックシアター研究所
後援: 鈴峯女子短期大学生涯学習センター、 日本ドラマセラピー研究所
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こころとからだで考える歴史のトラウマ

HIROSHIMA STORIES
戦後世代の受け継ぐ被爆ストーリー
プレイバックシアター公演の夕べ

おじいさんやおばあさんから聞いた原爆のお話は、私達のこころとからだにどのように響いているのでしょうか? 私達は、これからどのようにして被爆ストーリーを継承していけばよいのでしょうか? 平和は、こころとからだで相手のストーリーを理解することから始まります。理解とは、共感することです。プレイバックシアターは、劇団が被爆ストーリーを受け継ぐ戦後世代の体験や心情を即興で演じ、市民の皆さんとストーリーを分かち合うお手伝いをします。戦後世代の受け継ぐ被爆ストーリーに耳を傾けてみませんか?被爆者の方、被爆体験を聞いて育った戦後世代の方、体験型平和教育や被爆体験継承問題に関心のある方、学生の方どなたでもお気軽にご参加下さい。

第一部:ワークショップ(WS) (Wordファイルのチラシはここをクリック)
日時:2007年5月11日 (金) 10:00AM 〜 5:00 PM  
対象: 戦後世代の学生・一般の参加者20名を募集します。 
参加費無料:  要申込み
会場: 広島市まちづくり市民交流プラザ広島市中区袋町636http://www.hitomachi.city.hiroshima.jp/m-plaza/ 研修室AB及びマルチメディアスタジオ

第二部:プレイバックシアター(PT)公演  (Word ファイルのチラシはここをクリック)
日時:2007年5月11日(金)  開場時間:6:30pmより、 公演時間:7:00pm〜8:30pm
対象: 一般・学生 (定員100人)
参加費無料: 要申込み
会場: 広島市まちづくり市民交流プラザ 6階マルチメディアスタジオ

出演: 広島プレイバックシアター + ゲストコンダクターとゲストアクター

ファシリテーター(コンダクター): アルマンド・ボルカス MA、 臨床心理士・ドラマセラピスト カリフォルニア統合学研究所 (CIIS) 講師。 個人やグループのカウンセリングに携わる傍ら、演劇ディレクターの経験を生かし、ドラマセラピーやプレイバックシアターの手法を用いた平和ワークを行なう。 米国内外で、ドイツ人とユダヤ人、イスラエル人とパレスチナ人、アルメニア人とトルコ人など、様々な歴史のトラウマをテーマに活動してきた。 アウシュビッツ生存者の両親を持つ。

コファシリテーター: 笠井 綾 MA、 表現アーツセラピスト サンフランシスコのメディカルセンターや救急精神医療施設でカウンセリングを行なう。 2003年より、ボルカス氏の主宰するHealing the Wounds of Historyに参加。 クリエィティブアーツを使った戦争体験・被爆体験の継承や平和教育を提案。 広島出身, 被爆3世。

 

鈴峯女子短期大学 森洋介 まで。

733-8623 広島市西区井口4丁目618鈴峯女子短大内 
電話(代表)082-278-1103 
電話(直通)
082-278-1105内線341
FAX
(代表)082-277-0301 (保育学科森洋介宛と明記 
E-mail mori@suzugamine.ac.jp

申込時の記載必要事項:
@「第一部第二部両方参加、第一部(WS)のみ参加、第二部(PT)のみ参加」のいずれかを明記。
A所属、氏名、連絡先(電話、FAX、メールアドレス)。

申込締切日:2007年5月9日(水)(締切日延長しました。ただし締め切り日前でも定員になり次第締め切ります)

●第二部の「プレイバックシアター」とは?

事前に準備する脚本のない、即興劇です。その場に居合わせた人の中から語り手が出て(座談会のように、その場で、話したいと思った人が話すかたちです)、その語り手のお話を、その場で、一切の打ち合わせなしで即興で劇として表現し、それを見る会場の参加者すべてでその語り手の方のお気持ちを分かち合います。

   今回の企画は、被爆二世、三世の方や、被爆者の方、「ヒロシマ」と自分とのかかわりを考える戦後世代の市民の方、体験をお聴きしたい、私も語ってみたいと集まった一般の方、学生、が参加者です。

お話いただく方に、「ああ、話してよかった」「自分の思いを受けとめてもらえた」「ずっと抱えていた心の重荷を少し降ろすことができたかもしれない」と、そんな思いを持っていただけるよう、私たち劇団は、誠意を持ってその方の「人生」「存在」をお聴きしたいと思っています。

被爆二世、三世として、人生を歩み続けた、その一人の人の人生を聴かせていただく場。

被爆二世、三世として、人生を歩み続けた、その一人の人の人生に敬意を払う場。

そして、人生の、人間の尊厳に触れ、明日への一歩をまた踏み出していく場。

そしてまた、被爆者ではないが、「ヒロシマ」を考え続ける自らを、見つめる場。

あるいはまた、特に「ヒロシマ」を意識して生きてきたわけではない、そんな自分を、見てみる場。

…それが、今回の企画「戦後世代の受け継ぐ被爆ストーリー」プレイバックシアターです。


● これまでに「広島プレイバックシアター」が実施した被爆体験継承プレイバックシアター公演での、参加者の声を一部紹介させていただきます。

・ こういう伝え方もあったのか、という驚きがあります。観客が、ただ話を聞くだけではなく、一体となった感じになってしまう。

・ 体験者の話(気持ち)を聴いて、即興劇を見ると、自分まで疑似体験したようでとても心に残りました。涙が出ました。

・ 被爆者の心の中にある“思い”を受けとめる手段として、とても良い手法だと思いました。被爆の時の場面を再現することで、被爆者が感じていた気持ちに気づくことができたり、辛かった思いを知ることができると思いました。プレイバックシアターを見たのは今日が初めてでしたが、とても感激しました。こうした活動を通して私たちも改めて平和の大切さや自分達の幸せさに気づくことができました。こうした活動がもっと世界に広がれば良いと思ったし、私たちが平和への願いをし続けることが必要だと感じました。

    以上の声は、被爆者の方のお話をお聴きしてのものです。このたび、5月11日の公演は、新たに、「被爆ストーリーを受け継ぐ戦後世代の体験や心情」を分かち合う場としての試みとなります。

●劇団「広島プレイバックシアター」の紹介
広島を拠点とするプレイバックシアターの劇団です。依頼を受けて公演をしたり、自主企画による公演を実施したりします。プレイバックシアターの公演を通 して、温かいコミュニティづくりに貢献していきたいと思っています。全国には、多くのプレイバックシアターの劇団があります。そして、この「広島プレイバックシアター」も含めて、私たちの人生のありとあらゆるストーリーをお聴きすることが可能です。その上で、「広島プレイバックシアター」はその特徴として、この広島の地を拠点とするプレイバックシアターの劇団として、被爆体験継承や「ヒロシマ」にかかわるストーリーをお聴きすることを大切にしていきたいと思っています。

代表:森 洋介(ソーシャルチェンジプレイバックシアター研究所代表、鈴峯女子短大助教授)    
   連絡先 鈴峯女子短期大学 森洋介 
         FAX(代表)082−277−0301 E-mail mori@suzugamine.ac.jp 

表現アーツセラピー体験ワークショップ

in Hiroshima!
     このワークショップの収益は、市民の為の無料ワークショップとプレイバックシアターのイベント「HIROSHIMA STORIES 〜 戦後世代の受け継ぐ被爆ストーリー」の運営資金となります。