主催:立命館大学応用人間科学研究科・人間科学研究所
California Institute of Integral Studies
共催: 「こころとからだで歴史を考える」実行委員会


アルマンド・ボルカス氏を招いての
こころとからだで考える歴史のトラウマ

ーアジアの戦後世代が継承する戦争体験ー

 地震や台風災害が身体だけでなく心にも大きな傷を残すように、戦争体験もまた私たちの心の奥深くに大きな傷を残します。そうした戦争のトラウマは、たとえ言葉で語り継がれなくとも、様々な形で次の世代へと継承され、私たちの人間としてのあり方に深い影響を与えます。戦後60年以上が経ち、第二次世界大戦が過去のものとして忘れさられようとしている今だからこそ、私たち日本人が気づかないまま継承してきた戦争体験に光を当て、その傷を癒し、未来に向けて歩み出すことが必要です。  「こころとからだで考える歴史のトラウマ」では、アメリカで長年平和教育に従事してきたアマンド・ボルカス氏を迎え、ドラマセラピーや表現アーツセラピーなどの体験的心理学の手法を使って、新たな平和教育の可能性を探っていきます。二日間のワークショップでは、日本とアジアの若者が、お互いに継承してきた戦争体験を分ちあうことを通 して、互いの歴史体験への理解を深め、プレイバックシアターでその経験をコミュニティのみなさんと共有していきます。
★ ワークショップ  ★ (PPT版チラシはここをクリック。チラシには画像がありますが、情報は同じです。)
日時:   5月5日(土)10am〜5pm 6日(日) 9am〜4pm
場所:   立命館大学国際平和ミュージアム 会議室
対象:   大学生・大学院生 (日本人・アジアからの留学生10名ずつ)
参加費:  無料 (要申込)

★ プレイバックシアター  ★ (PPT版チラシはここをクリック。チラシには画像がありますが、情報は同じです。)
日時:   5月8日 (火) 6pm〜8:30pm
場所:   立命館大学衣笠キャンパス創思館カンフェランスルーム
対象;   どなたでもご覧になれます (定員120名 先着順)
参加費:  無料 

ファシリテーター: アルマンド・ボルカス M.A.臨床心理士・ドラマセラピスト 
カリフォルニア統合学研究所講師 Center for Living Arts ディレクター
アウシュビッツ生存者を両親に持ち、ユダヤ人とドイツ人の間に横たわる歴史的トラウマを乗り越え和解へと至るためにHealing the Wounds of Historyを開発。個人やグループの臨床に携わる傍ら、これまで米国内外で「ホロコースト」「ドイツ人とユダヤ人」「イスラエル人とパレスチナ人」「アルメニア大虐殺」「人種差別 」「ジェンダー」などをテーマに活動。

コ・ファシリテーター:笠井綾 M.A. 表現アーツセラピスト
Center for Living Arts, Healing the Wounds of History ファシリテーター カリフォルニア統合学研究所 臨床心理学部表現アーツセラピー学科研究生 サンフランシスコ市内の病院などで表現アーツを生かした臨床心理に携わる。2005年に原爆 投下60周年をテーマにした「HIROSHIMA STORIES」をプロデュース。表現アーツセラピー の平和教育の分野への応用と可能性を提案。広島県出身、被爆三世   

お問い合わせ:  立命館大学 人間科学研究所 (担当:マイヒル・野村)
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL 075-465-8358 FAX 075-465-8245